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09.04
Wed
ナオヤと出会ってまだ間もない頃、バックパックを背負って出かけた東南アジア。

そこで私が見たのは、ぼろぼろの服を着た子どもたち。
がりがりに痩せた裸足の足は泥まみれで、白茶けた色をしていた。
足の裏の皮がすごく硬そうで、きっと、一度も靴を履いたことがないんだろうなと思った。
無邪気に「マニー、マニー」と手を出してくる。

私はいたたまれない気持ちになり、言葉が出なかった。
なぜ、私は贅沢とは言えないが、旅をすることが出来るのに、この子たちはこんな状況で生きなければいけないのか?
不条理ではないか?

何か言葉を発してもらいたくって、横にいたナオヤを見た。

「うらやましい!」とナオヤが言った。

私は電撃が走ったような衝撃を受けた。
思わず「え?」と聞き返した。

ナオヤはもう一度「うらやましい!」と言った。

「なんで?どこが?かわいそうだと思わないの?この子たちの格好見てよ!どこ見てんのよ!!」と言った私にナオヤは

「だって、超楽しそうじゃん!俺らより、全然楽しそうだよ。こんなボロ着てるのに、そんなこと全く気にしてない。おれもこうなりたい!!」と言った。

私の世界がらっと変わった瞬間だった。

びっくりしている私に「どうしたの?」と聞くナオヤ。
私は正直に自分が感じていたことを伝えた。

この経験から15年以上が経つ。

相変わらず、私とナオヤはほぼ同じものを見て、経験しているにも関わらず、こうした別の見解を持ち続けている。

ナオヤの視点は、うらやましくもあり、イライラする原因でもある。
私の行動を応援してはくれるけど、賛成してくれることはあまりない。
それでも私は私の感じるままに行動する。

そんな私にナオヤがいつも言うこと
「たかえは、根っからのアナーキストだよ。そして愛が溢れてる。」

私が素晴らしいパートナーに恵まれていることは間違いない。

 これはのろけではなく、世界とどう対峙し、愛を注ぐかという話なのです。

9,4
 ちなみにこれは、子どもたちが「ママみたい!」と撮ってくれたカルタの絵柄。


たかえ

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コメント
子供たちは何のために『マニー、マニー』といっていたのでしょうね。

この子たちは『マニー』が自分たちに何をもたらすのか知っていて『マニー、マニー』と手を差し出していたのならば、現状をどう思っていたのでしょうね。幸せだったのかな…?
月舟 | 2013.09.05 00:33 | 編集
月舟さん

こんにちは。

子ども達がどう考えていたのか、その時聞いた訳ではないので、私には分かりませんが、
私はただ彼らの姿を見て、ボロボロの服や、ガリガリのハダシの足だったりを見て悲しみや怒りが湧いてきたのですが、ナオヤの発言で、はっとして彼らの顔を見たら、確かに全然辛そうではなく、私たちとのコミュニケーションを楽しんでいるように見えました。

私の感じた感情のままに、行動するのが自分に正直に生きることであるし、それを誰かに押し付けたり、その逆に誰かの思いに共感することなく、行動をするのはストレスになると思っています。

私が感じたことが、私の世界だけど、この時に、全く違う世界が同時に存在するのを理解し、共感できたという体験は素晴らしいことだったのです。
カイホー屋たかえ | 2013.09.05 08:52 | 編集
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