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01.30
Mon
以前、知的障碍者の授産施設で働いていた時、コミュニケーションスキルをアップさせるための研修があった。
その研修は1年かけて行われた。

その研修が行われることになったそもそものきっかけは、私だった。

私は当時、自分の担当している利用者の方の親御さんの一人とどうしても折り合いがうまくいかず、ついには転出という事態ににまで発展してしまった。
私の未熟さがそういう結果を招いてしまった。

この仕事にものすごく一生懸命に取り組んでいた私は、相当落ち込んでしまった。
自分がよかれとしてやったことは全て裏目に出て、やればやる程親御さんを不安にさせてしまう。

それを傍で最初から最後まで見ていた上司は「コミュニケーションの問題ね。」とクールに判断、そしてこの研修がスタートすることになった。

研修前の私は、何から何まで不満で一杯の社員だったように思う。
とにかく文句ばかり。
会議でもいちいち引っかかって、会議をやたら長引かせていた。
同僚との会話も「ここがダメ」「あれがダメ」「もう、みんなダメ!」って感じで、文句ばかり。

でも、仕事的にどうだったかと言えば、とてもやりがいを感じていたし、本当にギリギリの状態まで自分を酷使してその仕事に全てをかけているかのような生活。
その職場では社員の能力測定みたいなシステムを取り入れていて、その結果に基づいた給与体系だったが、私の査定はかなりよかったように記憶している。
それは、上司が私の得意分野を鋭く見抜いて、そういった仕事を与えてくれたことも大きかった。
得意なことに当たれば、だれもが大きく羽ばたく。

当時の私は終電を逃しても仕事をしていたので、いつもその上司が乗り換えの駅まで送ってくれた。
その1時間弱のドライブであれこれ話しをするのが常だった。
仕事の話しだけじゃなく、プライベートの話しもいっぱいした。
その都度励まされたり、いろんな助言をもらったり、時には話したくないであろう自分の過去のことまで引き合いに出して、いろいろ一緒に考えてくれるような素敵な上司だった。

そういった時間に、彼女は私の得意とするところを見つけ出していたんだと思う。

でも、結局施設職員としては、最大級ともいえる失敗をしでかした私。


そんな経緯で始まった、職員全員での「コミュニケーションスキルアップ講座」。

講師の先生は「よりよいコミュニケーションをするためには、まず、自分を知ること。これが最も大事です。でも、自分のことを知っている人がどのくらいいるでしょう?自分のことぐらい知ってるよと思うかもしれませんが、はっきり言いますが、自分のことをよく知ってる人なんて、まぁ、あまりいませんね。それと同じように、いや、それ以上に他人のことを「私はあの人のことをよく知っている。」なんてことは、まずないでしょう。だから、まずは自分のことを知りましょう。自分がどんな人なのか、知ることからはじめましょう。」
こんな感じでこの講座が始まった。

この研修を受けたことで、私は確実に変身していった。

どんな内容だったかと言えば、徹底的なほどに、「自分を表現しよう、自分を知ろう」という内容だった。

最初のうちはは「全然、コミュニケーションとか関係ないじゃん!」という意見もあった。
でも私は、すごく面白そう!と、一回目から何か特別なものを感じた。

一回目はみんなでいろんなゲームをした。
そこではみんなのいつもと違う顔を垣間みた。

2回目、3回目と続いていくうちに、私はますますこの講座が楽しみで仕方なくなってきた。

そして、それまであまり仲良くなかった人や、苦手だなぁと感じていた人に対する壁のような物がだんだん薄れてきているのを感じた。

この講座では、ありとあらゆるゲームをした。
そういうゲームの中で、自分を知ることになったし、他の人の職場で感じていたのとは違う面を見ることにもなった。
いつも口数少なくむすっとしている人が、実はすごく面白い考えをもっていたりだとか、めっちゃクールで冷たそうって思っていた人が、子どもや家族に対してものすごく暖かい感情を持っていたりだとか、ぶれぶれだと思っていた人が、すごくしっかりした芯を持っていることだとか。
私はなんて、人のことを表面的にしか見ていなかったんだろうということを痛感した。

同僚たちのいろんな面を知ることになったこの講座を続けているうちに、いつの間にかみんなのことが大好きになり、こんな面白い仲間たちと一緒に働けていることが幸せだと心から思うようになった。

私がそう思いだした頃になると、職場全体の小さなすれ違いのようなものは激減し、仕事の連携がうまく行きだした。同じ時間内で、より多くの量をこなせるようになってきた。
春の頃は無理だと思っていた仕事も、秋になる頃にはなんなく出来るようになっていた。

職場全体が明るい雰囲気になって、私も愚痴をこぼすことがどんどん減っていった。

これは全体がそうなったのか、私の見方が変わったからそうなったのか?それともその両方なのか?
とにかく、仕事に行って、みんなに会って、仕事のあれこれを一緒に考えるのが楽しくなってきた。

以前は「私がやっている仕事」という感覚が強かったが、この頃から「みんなとやっている仕事」という感覚になっていた。
誰かに意見をもらうことが閃きに繋がっていった。
以前は、誰かに自分の意見を言うことは、何だかはばかられる様な感情を持っていたり、逆に何かを言われることはダメ出しをされているような気分になったりしていたのに、まるで変わった。

そして、今までやっていたどんな仕事よりも、一番クリエイティブな仕事だと感じるようになっていた。

その頃、この施設の行事で旅行があり、私はその中の屋久島コースの引率をする担当になった。
それが、今ここに住んでいる私に繋がるのだけど、、

この旅行がきっかけで、屋久島に移住することになったのだけど、移住するかどうかはすごくすごく悩んだ。
それは、仕事がめちゃくちゃ楽しかったから、移住するということは、仕事をやめなくてはいけないということ。
今になればそれは難しいことだと感じるけど、東京と屋久島を週末ごとに行き来しようか?と、本気で考える程仕事が楽しかったのだ。

コミュニケーションスキルアップ講座は、コミュニケーションスキルをアップさせるための直接的な方法論のようなものは皆無だったが、私も含め、確実に職員のコミュニケーションスキルも仕事内容もアップさせていたと思う。



この講座の中盤くらいで、「4つの窓」の話しがあった。

「4つの窓」とはジョーとハリーという心理学者が提唱した概念で、ジョハリの窓と呼ばれている。

この窓の話しは、今でも私の中に残っている。

簡単に説明すると
コミュニケーションに際し、人間が持っている4つの側面を窓という形で表現したもの。

1 自分も他人も、よく知っている 「開放された窓」

2 自分では気づいていないけれど、他人には知られている 「盲目の窓」

3 自分だけが知っていて、他人には知られていない 「隠された窓」

4  自分も他人も知らない 「未知の窓」

1の「開放された窓」が一番大きいと、コミュニケーションは楽で、3が大きい人は苦痛を感じやすいでしょう。
でも、実際は4の窓が誰もが一番大きいんですよ。
だから、この4の窓を覗いてみましょう。
私はこの4番目の「未知の窓」が一番素敵だと感じます。

という先生の話しがあった。

私にはこの先生の「未知の窓」が一番素敵だという話しは、この時は全く意味が分からないと思ったけれど、今では深く深く同意する。

ちょっと話しが長くなってきてしまったので、ジョハリの4つの窓については次回に。


4つの窓

                     (記事とは全く関係ないけど)ニワトリ小屋を観察中のハネイ

たかえ

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残り3カ所になりましら。
ぜひ遊びに来て下さい。
ツアー最終着地点は屋久島高平のモスオーシャンハウスです。

1月31日(火)  指宿白水館横、潟山倶楽部 鹿児島県指宿市東方10091-2

             5,000円
             *午前の部 演奏会:10時~12時 (要予約)
             (演奏会後、ランチ+ミニワークショップ)

             *午後の部 演奏会:14時~16時 (要予約)
             (ミニワークショップ+ランチ後、演奏会)
    


2月1日(水) 『光透葉』鹿児島市内 2500円 
           ライヴのみ2回公演 
           10時~ 15時~ 
           099-802-5225(要予約)


2月5日(日) 屋久島モスオーシャンハウス
             14時~18時 玉磨き
             19時~20時 クリスタルボウルライブ

             参加費:エネルギー交換
            (物々交換、米、野菜、果物l、魚などの農産物全般、
             得意なこと、ご飯、一品持ち寄りなど等、
             お金以外のあなたの何かで参加することができます。
             屋久島の地域通貨「水」も使えます。)
         


響き合い、磨き合いしませんか?

☆カイホー屋 春の屋久島リトリート大募集!☆
合宿型のツアーです。ピンと来た方、お気軽にお問い合わせ下さいね。
各回先着6名様です。
3月23日(金)~25日(日) 満員御礼 ありがとうございます 
4月13日(金)~15日(日) 残4名様


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コメント
こんばんは。はじめまして。昨年、せつこさんのセミナーで屋久島にお邪魔した、『まこっちゃん』というものです。今しがた、友人とジョハリの窓について話をしてたところで、帰ってきてブログみて『シンクロ!』と驚きました。続きのお話楽しみにしてます!
まこっちゃん | 2012.01.30 23:00 | 編集
はじめまして。
せつこさんの時ですね。ありがとうございます。
ジョハリの窓は10年間くらい私の中にあり続けてるものですが、最近何度も思い出すので、書いてみました。文章にすると、整理されて、また新しい発見があって楽しかったです。
その10くらいまで書けそうな勢いでしたが、途中は禅問答のようだったので、全てはしょりました。
思考って、会話してみるとおもしろいもんだなぁと思いました。
まこっちゃんさんのジョハリの窓もお聞きしてみたいです。
屋久島の「カイホー屋」たかえ | 2012.01.31 09:21 | 編集
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