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11.21
Mon
先日阿蘇の旅のことを日記に書きました。
そこに、幼い頃、松の皮を剥いていた話しがあります。

私の実家から歩いて1分もしないところに神社がありました。
神社の敷地はとても広くて、沢山の木があり、ブランコが3種類、滑り台、いろんな遊具がついている大きなコンクリの山、鉄棒等もあり、そこで少年野球チームが練習をしたりもしていました。

物心ついた頃から、そこが一番の遊び場でした。

その神社には沢山の松の木がありました。
松の木の皮は子どもの手のひらくらいの皮が亀の甲羅のような感じについていて、引っ張るとぽろっとはがれます。

私は松の皮がぽろっとはがれるのが面白くって、しょっちゅうぽろぽろはがしていました。

ある日、いつもの様にぽろぽろはがしていると、おじいちゃんが現われて
「こら、たかえ!木の皮をそんな風にはがしちゃいかん。木が死んでしまう。木が弱って、そのうち病気になって、木が倒れてしまうぞ!」とこっぴどく怒られました。

いつも厳しいおじいちゃんでしたが、その時はいつも以上にかなりひどく怒鳴りつけられた覚えがあります。

私は今までさんざん松の木の皮を剥がしてきたので、すごく怖くなってしまいました。

でも、ぽろぽろと剥がす快感が忘れられず、頻度は少なくなったとはいえ、こっそり木の皮を剥がし続けました。

剥がす度に「もし、この木が倒れたらどうしよう」とか「木が病気になったらどうしよう」と思う反面、
「全然おかしくなってないじゃん」「もしおじいちゃんの言ってることが本当だったら、私が剥がした松は倒れてるはずだから、きっと脅しなんだ」と思ったりもしていました。

剥がす度に、ひどい罪悪感に苛まれながらも、木の皮を剥がさずにはいられない自分をしっかり認識していました。
私の記憶ではまだ幼稚園に通っている頃です。

ナオヤに「剥がしちゃいけない理由を聞いたのに、たかえはやり続けたんだね。何で?」って聞かれました。

「だって、本当に倒れた木なんて1本もなかったよ。もし倒れてたら多分ビビってやめただろうね。目の前に結果が見えてこなきゃ、子どもなんてやり続けるよ。そんなもんでしょ!」

ナオヤに「大人になっても同じことしてるよね。」と言われました。

は、はい、その通りです。

そう言われて考えてみれば、今でも全く同じことをしています。

結果には必ず原因がありますが、原因の段階では結果が見えない。想像できないのです。

そして何をもって結果というか。

私の子どもの頃の松の木の皮を剥ぐという行為は結局は松の木が倒れるという結果は残しませんでしたが、倒れるかもしれないという原因をずっと作り続けて来たのです。
でも松は倒れなかった。それは幸運だっただけかもしれない。

でも、もし万が一松が枯れでもしてたら、と想像しても仕方がないけど、それでもと仮定してみると、
その後の私の人生は大きく変わったかもしれないと思います。

誰もが何か、大きなことが起こらないとなかなか変われないのかもしれません。

日本はまさに今その時を迎えていると思います。

もう十分私たちは痛手を受けました。
あとは進むだけです。

本当の幸せ、一人一人もれることなく幸せへの一本道を進んでいける時のような気がします。

「松の木さん、いっぱい皮をはがしてごめんなさい。もう絶対に剥がしません。」
今度実家に帰った時には、神社の1本1本の松の木にそう挨拶に行こうと思っています。

松の木
                           こちらは永田にある松の木のある公園/中地公園

たかえ

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コメント
ブログゆっくり読ませていただきました。
本気で松の木にごめんなさいを伝えに行くことが大切だな…と感じました。
いま、陸前高田の倒れた赤松でフルートを作っています。
いつかその音色を届けに行けるようになるかな…

またブログに立ち寄らせていただきます
Sho | 2011.11.22 10:09 | 編集
ブログを読んで頂きありがとうございます。

北海道で色々な木材でインディアンフルートを作り、演奏をしている方がいます。
私はまだお会いしたことはないのですが、主人が演奏を聴かせて頂き、
「木のフルートはすごい!生きてるし、個性がある。」と言っていました。
私もCDを聞きましたが、シンプルな曲ほど木の個性がはっきりするような感じでした。
そしてどれも優しい音で、木って優しい存在なんだって思いました。

陸前高田の赤松のフルート、とっても興味深いですね。
どんな音を奏でるのでしょうか?
ぜひ聴いてみたいと思います。

松の木には必ず挨拶に行きます。
そして、その際にはまた会えたことを松の木とともに喜びたいと思います。




屋久島の「カイホー屋」たかえ | 2011.11.22 12:24 | 編集
今、お名前のところをクリックしたらShoさんがラブフルートを作ってる小野さんですね!
失礼しました。

いつもCD聴かせて頂いています。
私もいつか生演奏を聴きたいと思っています。
前回はハプニングで行けませんでしたが、次回は是非!
屋久島の「カイホー屋」たかえ | 2011.11.22 12:29 | 編集
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