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10.24
Mon
実家の父は私たちの声を聞くだけで、元気になるからと、ほぼ毎日電話をかけてくる。

ある日の会話。
馬毛島の基地について。

父「もう国がつくるって決めちゃったんだろ?もう国がつくるって言ったら出来ちゃうよ。どうしようもないよ。」
私「まだ決まったわけじゃないよ。」
父「もう決まってんだよ。」
私「まだだって!」
父「国がつくるって言ったら、それで最後だよ。おしまいなんだよ。」
私「どうしてすぐそうやってあきらめちゃうの?」
父「そういうもんだ。昔から。」
私「そうやって、すぐあきらめて、おとなしく言いなりになってるから、今みたいにやりたい放題の状況がうまれてるんだって。」
父「しょうがねーじゃん。昔からそうだったんだから。」
私「だから、私はそういうのがいやなの。変えたいの。」
父「どうやって?」
私「どうやってかなんて、そんなの分んないよ。でも何にもしないのはイヤ。それじゃ今までと一緒じゃん。」
父「何でお前はそんななったかな?」
私「さあね。」
父「頼もしいことだ。まぁ、がんばれよ!お前は最高だ!!」
私「だったらお父さんもがんばってよ。」
父「おう、じゃあ、オレはパチンコがんばるわ!」

話しはテレビのことに変わっていった。

父「テレビ見てるとだまされちゃうか?」
私「だまされてると思うよ。」
父「でも昔は一緒に見てたじゃねーか。なんでお前はおかしいと思った?なんでだまされなくなった?」
私「私も今だっていろいろだまされてることはいっぱいあると思うよ。でも、昔よりはだまされなくなったかもね。いろんな人と会って、話しをすると、報道されてることと全然違うことや、ちょっと違ってることなんていっぱいあって。テレビでいってることは、かなりねじ曲げられてると思うよ。」
父「そうか。でも何があったか分かるから、テレビあった方がいいだろ?送ってやるか?」
私「いらないって言ってるじゃん!!」
父「でもないと困るだろ?」
私「全く困んないね。」
父「あったら楽しいぞ。おれはこうもん教(もしかしたらこうもん狂かも?!未確認)だ。」
私「なにそれ?」
父「水戸の黄門様だ。あれは面白いぞ!」
私「毎回同じストーリーでつまんないよ。」
父「何言ってんだ!悪者は負けて、正しいものが勝つ。素晴らしいストーリーだ。」
私「そうなればいいね。」
父「そうなるんだよ。そうなるって分ってるから、黄門様は面白いんだ。黄門教はいいぞ。」
私「ばかばかしい。話しにならないね。」
父「ばかばかしくて結構。オレはたかえたちが幸せならそれでいい。」
私「基地ができなくて、原発がなくなれば、もっと幸せだろうけどね。」


私はいつも父を見ていて、幸せそうだなと思う。
母は父のことを「あんたたち家族のことと、友香(私の妹)のことしか考えてないと思うよ。全く、いろんなことに興味がなさ過ぎてイヤんなっちゃう。家だって、着るものだって、何だっていいのよ。恥ずかしいったらありゃしない。」と言う。

私はいろんなことに興味がありすぎて、困っている。
家族のことだけを思って人生を過ごせたらどんなに幸せだろう。

父との電話
                                    父と花風

福島原発の事故後に「貝が食べたいんだよ、オレは。貝を食わせろ!」と母と喧嘩になった父。
母は「何言ってんの!今は海産物は我慢して。危険かもしれないものを食べさせるわけにはいかない。大丈夫だって分ったらお腹の皮が破れるほど食べさせてあげるから。」と言って、父に食べさせなかった。
父は「そんなもん関係ない。オレは食いたいんだ!」とだだをこねたらしい。
だけど、それ以降父は何かを送ってくる時に必ず私に聞いてくるようになった。

父「◯◯をお前んとこに送りたいけど、いるか?」
私「何処産?」
父「◯◯産」
私「うーん、やめとくよ。」
父「じゃあ、どこならいい?」
私「その都度聞いてよ。」
父「安全なとこを教えてくれたら、そこまで買いに行くぞ。」
私「ありがとう。でもいいよ。何かのついでの時で。」
父「わかった。」

テレビが大好きで、NHKさえ見とけば大丈夫と言っていた父。
でも私が言うことは全面的に信じてくれる。
テレビが全く違うことを言っていても、私の言うことを信じてくれる。

これはすごいことだと思う。

私はそんな父の思いに応えるべく、子どもを守りつつ幸せに暮らして行きたいと思う。
真実から目を背けずに。


たかえ

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コメント
いい話~ 感動!

なんとも言えない気持ちで 言葉がみつからんけど。

すごい!
紅美 | 2011.10.24 10:17 | 編集
素敵な親子の会話だね。 
ほんと、言葉がみつからない。 
じーんとしました。 
ありがとう♪
まりこ | 2011.10.24 10:32 | 編集
ありがとう。
いつもこんな感じで、私も電話がかかってくるのが楽しみだよ。
お父さんはいつも惜しみない愛情を注いでくれる存在。
ちなみに誰にでもすごく親切な人だよ。
人助けが趣味なんじゃないかって、母も言うくらい。
屋久島の「カイホー屋」たかえ | 2011.10.24 11:16 | 編集
ありがとう。
実際はジーンとする感じとはほど遠いけどね。
でも、父の愛はいつも感じてます。
ナオヤの両親も私の両親も、愛情たっぷりで、そんな環境にいる私たちは幸せだと思ってる。
屋久島の「カイホー屋」たかえ | 2011.10.24 11:19 | 編集
とっても愛情を感じます。
素敵です。

父の声が聴こえました。
ちょっと涙が出そうです。
でもここのところ聴こえなかったので、嬉しいです。
ありがとうございます。
なんな | 2011.10.24 20:57 | 編集
素敵なお父様ね。娘を愛しているのが凄く良く分かる。そしてユーモラスね。娘を最高って伝えて、娘が幸せなら自分も幸せって最高のお父様ね。
私はこないだ凄く久しぶりに父とぶつかった。というよりぶつかりたかったのかな私。
ずっと父との関係よく無かったから父の愛情確かめたかったのかも知れないな。
その時子供の様にいっぱい泣いたから必要だったみたい。
素敵なシェアありがとう。ジーンとして涙ぐんだよ。
かのこ | 2011.10.24 21:10 | 編集
お父様の声が聴こえてよかったです。

愛情はかなりたっぷりの父です。
若い頃は一時的にそれが迷惑に感じるほどでした。
今はその頃のことを思い出して、ごめんねという気持ちです。
実際は未だにぶっきらぼうに話しているのですが。。。
屋久島の「カイホー屋」たかえ | 2011.10.24 21:36 | 編集
もう愛情もユーモラスという部分も超越してるかも。
時々ぶち切れたくなるほど。
私は未だにしょっちゅうぶつかってるけど、なぜかぶつかってもぶつかっても全然平気。
それだけお父さんがまっすぐに愛情示してくれるからかなと思う。
私も泣いたこともいっぱいあったよ。
私はお父さんとの関係がいいのかとか悪いのかとか分んないんだ。
そんなことを考える余地を与えないほどの盲目的な愛を注いでもらってるのかなとも思う。
そう思うと、感謝しかないです。
屋久島の「カイホー屋」たかえ | 2011.10.24 21:41 | 編集
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