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10.21
Fri
           屋   久   島   憲   章

                               平成19年10月1日
                               決議第1号
 前 文
 
地球と人類の宝物である屋久島。
 
この島は、周囲132km、面積503㎢の日本で5番目に大きい島である。
 
屋久杉を象徴とする森厳な大自然に抱かれ、神々に頭をたれ、流れに身を浄め大海の恵みに日々を委ねて人々が生きた島。
 
この島は、はるかな昔から人々の魂を揺さぶりつづけ、近世森林の保全と活用で人々が苦しみ葛藤した島である。そして今、物質文明の荒波をようように免れた屋久島は、その存在そのものが人間に対する啓示であり、地球的テーマそのものである。
 
この島に住む私たちは、この屋久島の価値と役割を正しくとらえ、自らの信念と生きざまによって、この島の自然と歴史に立脚した確かな歩を始める。そのため、この島の自然と環境を私たちの基本的資産として、この資産の価値を高めながら、うまく活用して生活の総合的な活動の範囲を拡大し、水準を引き上げていくことを原則としたい。
 
この原則は、行政機関はもちろん、屋久島に係わる全ての人々が守るべき原則でありたい。
 
国の自然遺産への登録も、鹿児島県の環境文化村構想も、この原則を尊重し、理想へ向けて、その水準を高く100年の計を誤らず推進されることを願うものであり、これを契機として、次のことを目標とし、ここに屋久島憲章を定めます。




条 文 

1  わたくしたちは、島づくりの指標として、いつでもどこでもおいしい水が飲め、
   人々が感動を得られるよう な、水環境の保全と創造につとめ、そのことによって屋久島の価値を問いつづけ
   ます。 

2  わたくしたちは、自然とのかかわりかたを身につけた子供たちが、夢と希望を抱き世界の子供たちにとって
   憧れであるような豊かな地域社会をつくります。 

3  わたくしたちは、歴史と伝統を大切にし、自然資源と環境の恵みを活かし、その価値を損なうことのない、
   永続できる島づくりを進めます。 

4  わたくしたちは、自然と人間が共生する豊かで個性的な情報を提供し、全世界の人々と交流を深めます。  

以上、決議する。






先日、屋久島、種子島地区と同じく基地問題に取り組んでいる岩国市議たちが屋久島を訪れ、「馬毛島の軍事施設化を許さない屋久島の会」との交流会がありました。

そこで配布されたのが屋久島憲章でした。
素晴らしい内容だと思いました。

東京に住んでいるころ、週末になる度にキャンプや山登りに行っていました。
自然の中で過ごすことによって気づくことがたくさんありました。

その一つが水の大切さです。

普段の生活では水道をひねれば出てくる水。
日々の生活の中では、水に感謝することなく当たり前のように使っていました。

それが自然の中へ足を踏み入れると、水が当たり前にある存在から、感謝して使うものになるのです。

どこにテントを張るか。
これは水場がどこにあるかで決まると言っていいでしょう。
きれいな水を手に入れるのが絶対条件です。
もし水場がなければ、持っている水の量が、そこに滞在できるタイマーになります。
縦走時は水場の位置の確認がとても大切です。


屋久島はその生命の鍵である水が豊富なところです。
そしてその水がきれいであるということ。

これはすごく特別なことなんです。
いろんな要素が重なり合って、今のこの屋久島の水環境がある。
でも、ここ十数年で激変したという屋久島。


以前は川で豊富に獲れていた手長エビがここ何年かで激減しているといいます。
「護岸工事のせいだ」「人が増えたせいだ」「洗剤やらシャンプーやら農薬のせいだ」等、いろんな意見がありますが、きっといろんな要素が積み重なってのことでしょう。

この手長エビは本当においしくて、地元の方も揚げてつまみにすると最高だよ!と言っていました。
私も大好きです。
でも今のままの現状が続けば、いずれ誰の口にも入らなくなることでしょう。

屋久島憲章


以前、海が目の前に見える露天風呂のある宿で働いていたことがあります。

その宿に泊まった友人が、風呂から出てくるなり「失望したよ!」と言ったことがあります。
どうしたのか聞いたら、最高のロケーションに浮かれていたのに、ふと見たら合成界面活性剤のシャンプー、リンス、ボディーソープが置いてあった。
それを見たとたん、こんな素晴らしい景色を堪能したいという人間の欲望が海を汚していると思うと、何ともたまらない気分がしたと言われました。

私も実はずっと気になっていたのですが、働かせてもらってるという手前、何となく言えずにいたことでした。
友人は「これはちゃんと伝えなきゃいけないことだね。たかえちゃんが言えないんなら、私が言うよ。お客さんから言われたら、変えざる得ないでしょ。」と言いました。

私はその日、宿の主人に「実は・・・」と思い切って伝えました。
その時、ご主人は何も言わずにただ黙って聞いているだけでした。
私はその反応に「気分を悪くしたかもしれないなぁ。やっぱり友達に言ってもらった方がよかったかな。」と伝えたことを悔やんだりもしました。

しかし翌日仕事に行ってみると、風呂場には合成海面活性剤の使われていないシャンプー、リンスがおいてありました。おまけに食器用洗剤も変えられていました。
私が「ありがとうございました」と言うと、ご主人はまた何も言わずにただにっこり笑っただけでした。

この宿はシーツ、タオル、浴衣等を自分の宿で、石鹸洗剤を使って洗っていました。
長く働いている人が「これだけお客様が来て、洗濯も大変なのに、この方式はずっと変わらないんだよ。洗剤も泡切れが悪いよ、真っ白にならないよって言われても、ぜったいこの石鹸を使うって決めててね。私はここの洗濯が大好き。海を眺めながらシーツや浴衣を干すのって気持ちいいでしょ。こんないい風景を見ながら、太陽を浴びながら洗濯なんて、贅沢な時間だよ。そしてこのパリッと気持ちよく乾いたシーツやタオルの太陽の香り。柔軟剤や芳香剤なんて、全く必要なし!」と、屋根の上に座りながら教えてくれました。

シャンプー、リンスに関しては、きっとただ気づいていなかっただけなんだと思いまいた。
思い切って伝えてよかったと心から思いました。

宿に連泊していた友達もお風呂のシャンプーリンスが変わっていることに気づき、
「やっぱりあの人は本物だったね。この宿を一目見た時の感動そのままだよ。屋久島を愛してるって言ってたあの言葉はウソじゃなかったね。たかえちゃんも伝えてくれてありがとう。」とうれしそうでした。

一人一人が出来ることをするだけで、それが一つ一つ積み重なってカタチになります。

屋久島憲章を読み、行動することを改めて自分自身に誓いました。

思いをカタチに。
自分に出来ることを愛をこめて。

たかえ

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