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10.12
Wed
我が家のお風呂は五右衛門風呂。

東京から移住してきて、最初に苦労したことの一つがこのお風呂。
以前はスイッチ一つでお湯が出て、なんの苦労もなくお風呂に入ったり、シャワーを浴びたりできた。
でも今は、お風呂に入ろうと思ったらとてつもない労力を要する。

まず最初の課題は薪集め。

自分の庭の木を剪定する。
近所の方が木を剪定しているところを見たら、すかさず「この木頂いていいですか?」と聞く。
山に水汲みに行ったときなどに、落ちてる木を見つけたら拾う(大物に目がいきます。)
歩いていて、程よい小枝を見つけたら、拾う。
。。。等々常に薪集めにアンテナを立てている。

そして薪を整理。
小枝から中物→大物と3段階くらいに分け薪小屋に置く。
と、本当はしたいところですが、実際は裏口辺りに適当に放りっぱなしにしておくと、
ナオヤが「こういうのちゃんとしてよね」と言いながらもやってくれるので、お任せで。

あ、薪集めも大抵お任せっ放しですが。

そしていよいよ火をつける。

大物2本を入れ、その上に小枝を渡し、またさらに上に中物を入れる。
そして新聞紙等の薄手の燃えやすい紙に火をつけ、大物の間に突っ込み。
いい感じで燃えてきたら、段ボール等の厚手の紙を筒状に丸めて燃えてる紙の上に乗っける。

これで、あとは火吹き棒でぼーぼー吹いて、火の勢いをつけてあげれば、うまい具合に火がつく。

現実はそんなうまくいく時ばかりではなく、雨が降ってたりすると、なかなか火がつかない。
背中に雨があたり濡れてそれどころじゃなくなったり
(ここ、永田は冬に雨が多いんです。めっちゃ寒いのに雨が降って、なかなか火がつかない悲劇!)
薪が予想より湿っていてうまくつかなかったり、雨が焚き口に侵入して、中が濡れていたり。

お風呂を焚くのは夕方なので、ごはんの支度をしながらだと、火がついたと思って料理に熱中していて、ハッと気づいて焚き口に行くと、うまく燃えていなくて、また紙からやり直しだったりで、
最悪の時は薪を一度出して、組み直すところからだったりで、がっくり↓する。

でも、アツアツに湧かした五右衛門風呂はぽっかぽっかで、体が芯から温まり、
鉄の風呂釜を通して伝わってくる、確かな火のちろちろと燃えてる感じが気持ちがいい。

そして冬は薪の置き火の上に、アルミホイルで包んだお芋ちゃんを入れておくと、おいしい焼き芋の出来上がり。
私の大好物。
冬はこれとリンゴのくず煮とお汁粉が3大オヤツ。

大変だけど、贅沢なお風呂だと思う。

ボイラーがあればな。。。
と何度も思ったこともあるけど、移住して8年間、結局、何とかできている。

そして、カフウももうすぐ6歳。
徐々にお風呂焚きを教えて、いずれはカフウとハネイの仕事にしよう。

友人のめぐみちゃんは子どもの頃、祖父母の家に遊びに行くと、風呂焚きが仕事だったそう。
子どもの頃の彼女は、風呂が焚きたくて、焚きたくて、いつも風呂焚き開始時間の3時になるのが待ち遠しかったらしく、何度もおばあちゃんに「今何時?」と質問した。
そして、約束の3時になると、山に行って、火付けのための杉の枯れ葉を拾い集め、おばあちゃんが用意してくれている薪を組み、火をつけた。
何歳からやっていたかの記憶すら残っていないような、とても幼い頃からそれが彼女の仕事だった。
私のように風呂焚きが大変だとかではなく、本当に大好きな大好きな時間だったようで、今でも薪の燃える匂いを嗅ぐと、幼いころの楽しいワクワクした感情、記憶が蘇ってくるんだと教えてくれた。

私は火を見つめるのが大好き。
子どものころはお仏壇のろうそくの炎を飽きずに見ていた。
お線香に火をつけるとすぐに消されてしまうので、「まだ消さないで!」とおばあちゃんにお願いした。

キャンプファイヤーのごーごー燃える火
囲炉裏のちろちろ燃える火
落ち葉焚きのぶすぶす燃える火
キャンドルのゆらゆら燃える火。。。
いろんな炎があって、そのカタチや色が変わっていくのを見てるのが大好き。

カフウもハネイもお風呂を焚いていると、必ずやって来て、後ろからじーっと見ている。
覗き込んで火を見つめている。
炎が反射して、表情がゆらめく。
いつもは騒がしい二人が、静かに炎を見つめている。
私と一緒だ!と思う。

五右衛門風呂
               焚き口の火。この中を覗き込みながら、よく燃えるように木を組むのが面白い。

五右衛門風呂の記憶が二人の楽しい記憶になりますように。

たかえ

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コメント
五右衛門風呂だ~いすきだよ(^O^)/ホント暖まるよね!!北海道で入ったことあるけど!森の中にあって、川の水引いてて!薪を燃やすのも好きだよ♬焚き火大好きだから。木の燃える炎を見ていると、安らぐ!力もわくから大好き!!毎日のことだから大変だよね!子供たちが出来るようになったらいいね♡良い思い出になるね。
かみじょう | 2011.10.12 10:13 | 編集
その北海道の五右衛門風呂、めっちゃ贅沢ですね!
私たちも川から直接水をひくような暮らしをしたいね。と家族で話しています。
子どもたちにも教えてたいと思いつつも、夕方はばったばたで、なかなかゆっくり風呂焚きを伝授することができません。
冬になったら、3時くらいから取り組んで、教えていけたらいいなぁと思っています。

屋久島の「カイホー屋」たかえ | 2011.10.12 12:30 | 編集
私も小学生の頃、お風呂を焚くことが大好きで、とりどりに変わっていく炎の色と形に魅入られ、なぜか空想世界に遊び続けていました^^

火って、心のお友達でした。

中学生になった頃でしょうか、家の改装が行われ、五右衛門風呂は消え、電気でポンって・・・・


懐かしい思い出に心、ほっくり♪

ありがとうございます。

風天TA-KO | 2011.10.13 08:00 | 編集
子どものころの五右衛門風呂の話しいいですね。
私も子どもたちと、移り変わる火の様子を一緒に眺めてみようと思いました。
五右衛門風呂の楽しさを味わう日々は、きっといい思い出になりますね。
ありがとうございます。
屋久島の「カイホー屋」たかえ | 2011.10.14 09:41 | 編集
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