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07.02
Sat
汚泥を肥料として流通させるという話しを聞き、心配になった。

私たちの住んでいる永田ではほとんどの世帯が畑を持ち、何かしらの野菜を作っている。
だから集落のいたるところに肥料袋が山積みだ。
つまり、もし放射能物質が含まれている肥料が流通するってことになったら、あちこちからたくさんの放射線が出まくる状態になるということ。
もちろん、そういう肥料を使う畑からも、そこで出来た農作物も放射能で汚染されることになる。

我が家は何年か前にある自然食品の店長さんから肥料のことを聞いてから、無農薬、無肥料で畑、田んぼをやろうということになった。

肥料なしだと、当然育ちは悪く、なかなか大量には採れないけれど、商売ではないし、どちらかといえば「趣味」程度に取り組んでいる農業なので、いろいろ実験して遊ぶことが出来る。
(といっても、それは私の考え。ナオヤはいつも「最終目標は自給自足だよ。」「そんな甘えた考えはしないで、もっと真剣に畑に取り組んで!」と私に真顔で言ったりするから、きっと私よりかなり本気だと思う。)

有機肥料、竹酢液、木酢液、EM、腐葉土、生ゴミコンポストの肥料、自作の肥料から買ったものまでいろいろ、そして無肥料。

いろいろ試した結果、味的に一番美味しく感じるのが無肥料だった。
無肥料は一番面倒くさくないし、当然お金もかからないので、そこも気に入ってる一つ。

なぜ無肥料かは、長くなるので今日は割愛。

e里田植え2
                                        屋久島永田の田植え風景

汚泥の肥料への利用の件に関して,農林水産省に電話した内容を詳しくお伝えします。

「各地の下水処理施設の汚泥などから放射性物質が検出されているが、その汚泥を農林水産省は『放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり200ベクレル以下のもの』については、流通ルートなどを管理したうえで、肥料として利用できるとする新たな基準をまとめた。」
という文章を目にしたのがはじまりです。

まずはこれがどういったことなのかを詳しく聞いた。

最初に対応してくれたのは女性の職員。

最初の説明
・汚泥に関してはあらゆる省が関わっている。とりあえず、大きなところでは2省。農林水産省と国土交通省。

・今回の件は「肥料取り締まり法」に基づき、農林水産省が管轄となっている。

・汚泥は下水道からでたもの

・今回の福島原発の事故以前から、すでに土壌は汚れていた。もともと1キログラムあたり100ベクレル(後に数字が変わるのですが・・・)のセシウムがあった。世間一般に言われていることと、実態は違いますよ。と明言。

・土壌に200ベクレル/KGの肥料を使い続けても、それはそのままその放射性物質が残るわけではない

という話しでした。

疑問点、分からないことを聞いてみました。
・国土交通省は道路やコンクリートに汚泥を使うということを管轄している。
  道路やコンクリートからの放射能は、もちろん出ているそうです。
  これは事故以前も同様でした。
以前、建築の仕事をしている知人が、コンクリートの建物と、木造家屋でどちらが放射線を遮断するかを調べるために、ガイガーカウンターで調査したという話しを聞いた。
その結果が、「木造の方が遮断する!」とその人が断言していて、数値を教えてくれた。
それを聞いた私は「木ってすごいんだなぁ~」と思っていたけれど、実はコンクリート自体に放射性物質が含まれていたということだったんだ!
だから、石棺の話しを聞く度、「木で作ればいいのに」って内心思ってたけど、勘違いがここで修正できてよかったです。

・放射性物質は200ベクレルがそのまま残るわけではない←じゃあ、どこへ行っちゃうの?

・土壌に残らない放射性物質はどこか他の場所へいく。つまり川、海、大気中。汚染はやっぱり広がる。

・もともと100ベクレル?!←それは、大問題ですね。と、詳しく聞いていたら「20ベクレル以下の間違いでした。」とのこと。

・使い続けても問題はない←本当?結局、なぜ問題はないのかは、詳しく説明できないとのことで、別の男性職員 に交代しました。

二人目の職員の方はすらすらすらすら言葉が出て来て、きっと何度も何度も同じことを言っているのだろうというのが電話越しに伝わって来た。

・そもそも今回の規制の前は、放射性物質に関する規制はなく、これは逆に肥料と言う商品を守るためにつくられたもの

・東京なんかの汚泥は1kgあたり100,000ベクレル(10万ベクレル)だから、200ベクレルなんて、全く問題はない

・問題がないとする根拠の計算方式としては、10アールの農地で考えると、
  そこに使われる土の総量 150t
  肥料として使う量      4t
  ここに200ベクレル/1kを当てはめると、1kあたり5ベクレル以下 
国の基準を大幅に下回ります。そして、5ベクレルというのは最高に高い値を考えている場合であり、基本的にhあ2ベクレル以下になるはず。

・西日本への広がりは全く懸念する必要がない。なぜなら、肥料のような安価な商品をわざわざ流通経費がかかるのに、流通させる業者はいない。

・たまった汚泥の処理に困った行政が高いお金を払って、闇業者に引き取ってもらうという事態に陥らないようにするためにも、この規制を設けました。ちなみに東京都の汚泥に関しては処理場の敷地内に保管しているそう。まだ余裕はあるそうです。でも、今後ますます増えて行くことになれば、低濃度の汚染のものに関しては埋め立てる方針。低濃度とはどれくらいかは、まだ数値を決定出来ていない。

この方は「本当に早く原発事故が収束して、農家のみなさんに安心して栽培して頂きたいと思います。」とおっしゃっていました。

ついでにいろいろな農作物や、魚介類の検査についても質問。

・野菜類の検査は1%にも満たないんですよね。→検査した検体は流通出来ないので、全部を検査することは出来ません。
 あまりにも当然の答えでした。

・魚介類については一番危険と思われる水域のところから検査しているそう。全く手が回らない状態で、九州方面については当分検査が出来ない。でも、危険なのでは?という問い合わせはある。

・土壌の検査はやらないんですか?→やらなきゃいけないんですが、なかなか進んでいません。

・検査をしていない土地で農作物を栽培して、流通させるということは大丈夫なんですか?早く検査をして、それなりの保証等しなければ、農家の方も困るのでは?→保証は検査が終わってからじゃないと、保証が出来ません。

 一刻も早い、検査そして、早急な保証をよろしくお願いします。と言って電話を切りました。

東京都では100000ベクレルとかが一般的な汚染レベルだと言われたりすると、この200ベクレル以下というのは安全なような錯覚に陥ります。
ちなみにチェルノブイリ事故でウクライナが1997年に改定した放射性セシウムの基準は、飲料水が2ベクレル、野菜は40ベクレル。

安全だと言われている場所であっても、全国レベルで、常に計り続けることが大切だと思いました。

とにかく、汚染が広がるのは食い止めたいなと思います。


農水省が決定した放射能汚染汚泥を肥料にする事に反対する署名

ニュースのリンク

たかえ

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コメント
大変!!分かりやすい日記ありがとう♡

ライターとかなれるんじゃない(^o^)/

写真素敵ですね!見とれてしまいました♡
上條明彦 | 2011.07.02 08:52 | 編集
読んで頂き、ありがとうございます。
せっかくいろいろ聞けたので、多くの人とシェアしていきたいと思って、書いてみました。

写真はナオヤが撮りました。
モデルさんはご近所さんです。
いつも着物でキメてて、私のあこがれの人。
たかえ | 2011.07.02 22:42 | 編集
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