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06.30
Thu
高校時代からの友人の話し。

A(仮称)はアーティスト。山奥でもの作りをしている。
酒飲みでちょっと荒くれ女のくせに照れ屋!
でもめっちゃやさしくって、料理上手で、私に田舎暮らしのキラキラを教えてくれた人。
そして人の名前を全く覚えない。
そんな人。

1e虹半分
                                屋久島永田の山々をぐるっと囲む大きな虹

Aが見たもの。

ある日の夕暮れ、家に帰る途中、何気なく山の方を見ると、青く光った巨大な「王」という文字が山の谷間に落ちて行った。
自分が見たものが信じられなかったそうだ。

そりゃそうだと思う。
もし自分だったらと考えると、ちょっと怖いくらいだ。

彼女はその日を境にいろんな不思議な現象を目にしたり、突然声が聞こえたりするようになったそう。

具体的にどんな感じなのか聞いていったら、本当?って聞き返すようなことばかりだった。

いろいろ聞いては「まじ?」とか「えー、それちょっとすごすぎじゃない?」と返事をする私。

そのうち、「でしょ?普通信じられないよね。私も、自分のことなのに、全く信じられなかったよ。っていうか、自分は気が狂ったのかと思ったもん。」と言った。

東京に住んでいたころ、毎日のように一緒に飲み歩いてた大親友だ。
なぜ言ってくれなかったのだろう?

「どうしてもっと早く教えてくれなかったの?」と聞いたら、
「だってさっきから『うそ!』とか『えーっ!!』ってずっと言ってるじゃん。」と言われた。

確かにそうだった。
とにかく、全てが驚きの内容だったから。

でも、今の私はそれを信じることができる。

彼女も「昔は、どうせ言っても、私が狂ってるって思うだけだったでしょ。でも、今だったら、きっと分かってくれるって思ったからね。」と、さらにいろんな話しをしてくれた。

確かに私もUFOを見たし、不思議な体験をしたりした。
そしてそういう話しを彼女にしたから、今なら話せると思ったようだ。

しばらく連絡を取り合ってなかったけれど、震災をきっかけにまた彼女と長電話をするようになった。
この話しをした日より、何日か前も、ナオヤもあきれる程、電話でいろんな話しをしていた。
昔のこと、震災のこと、共通の友人のこと、政治のこと、農業のこと、アートのこと・・・いくら話をしてもつきないほど、いっぱい話すことがあった。

この日も最初は見解の違いから始まり、さんざん意見を戦わせ、お互いちょっと疲れ気味になった時にこの話しがでてきた。

私「もう、みんなやりたいことやるしかないね。」

A「そう、初めてやってみたんだよね。」
私「私から見ると、Aはいつもやりたいことやってるように見えるけど!」

A「違うよ。初めて声を無視しないで、その声に従ってみたんだよね。」
私「聞こえてくる声?それで、何したの?」

A「国分寺の木に会いに行って来た。バカみたいでしょ。なんかね、国分寺の公園の木に会いにいけとか言うからさ。どうしようかと思っちゃったよ。」
私「え、なにそれ?!」(というのも、彼女は関西の山奥に住んでいて、国分寺は東京だから思い立ったからすぐという距離ではない)

A「今までそういうのあっても無視して来たんだよね。完全に無視。だって意味分かんないじゃん。でも今回は何となく従ってみようかなって思って、思い切って行ったんだよ、国分寺まで!」
私「で、どうだったの?」

A「木の上にすっごいでっかい曼荼羅があった!ウケるでしょ!!」
私「うわー、すごいね~!!で、その曼荼羅は何なの?」

A「(曼荼羅の説明)」
私はそれを聞いていた。

A「でもね、大事なのはその曼荼羅じゃないんだよ。そこに行くまでのプロセス、そのために会った人が大事なんだってことだったね。」

彼女は東京に行くために、東京での個展をセッティングして行っていた。
ただ行ったわけではなかった。

A「もちろんその曼荼羅からもすごいメッセージをもらったよ。」
私「どんな?」

A「これからのこと。これから起こること。」
私「聞かせて、これからどうなるの?」

A「うーん、私の口からはうまく説明できないな。」
私「何で?!ケチ!教えてよ。そこでもったいぶらないでよ!」

A「だって、それは私から見たものであって、私がこれからのこと言っちゃうと私の目からみた世界になっちゃうから。例え同じものを見ていても、同じ状況にいても、その人その人違うんだよ。何を見て、何を感じるかは、一人一人違うから。だから、私の目から見たものを先に言っちゃうとそういう目で見ちゃうでしょ。」

私「でも教えてよ!」

A「じゃあ一言だけ。私はちょっと辛かったけど、たかえにとっては何ともないことかも。多分ね。ただ、何にも心配することはなくって、大丈夫だってことだよ。」
私「大丈夫って?」

A「大丈夫は大丈夫だよ。」
私「分かったよ。でも、教える気になったら教えてね。」

A「誰にも教えなーい。ザマーミロだ!!」

こんな感じの会話だった。

彼女はこういう体験をするようになってからの10年間は狂気の中で生きて来たという。
まるで自分のことが信じられないし、人のことも信じられない。信じると裏切られる。そんな繰り返しだった。

でも、自分の体験を受け入れられるようになってから、やっと平穏に落ち着いて暮らせるようになった。

自分を受け入れるってことを猛烈な方法でやらされた彼女。
私も震災後、いろんなことを見たり聞いたりするたびに、自分を責めたり、人を責めたりで、かなり精神的にまいっていた。
でも、それを10年以上も!と思うと、ため息が出た。

「よかったね。」と言うと、「うん。」と嬉しそうな返事をくれた。

「今はみんな、ある意味、狂気の中にいるよね。でも、今の状況を受け入れないと、そこで責めてたら、ずっと狂気のままだよ。」
「受け入れたら、楽しくなるね。どんなことでもまずそこから!でも自分に嘘をついちゃだめだよ。」

そろそろ屋久島にも遊びにこようかなと言っていたので、楽しみにしてる。
一緒にUFOを見る約束をした。
それから、受け入れられるようになったときのことも聞いてみたいな。

ありがとう、A!

たかえ

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コメント
ありがとうございますー。なんだか、すごく元気になりました!
受け入れるってすごく難しくて、でもそれが一番正直になれるんだって解ってるのですが、簡単じゃなくて。昨日、すごく気分がむーんってなっていた時に、このブログ読めてうれしい!
メリナ | 2011.06.30 09:44 | 編集
元気になってくれてよかった!

私は彼女と話すとすごく元気になるよ。
私は彼女にがんがん罵倒される?!
けれど、正直な気持ちから言ってくれてるの分かるし、そういう一言言いたいとこも含めて「たかえがいてくれてよかった」って言ってくれる。
私も、意見の違いとかを遠慮しないで言える。
そして違いがすばらしいと思える。

ムリに認めようと思っても、本当に心の底からじゃないとそれは結局自分に嘘をついていることになる。
苦しくても自分に正直に居続けることも大事だな。と、彼女と話していて思うのです。
ムーンとなってていいんだよ。って思います。
リアルな自分(ハートの部分)を抱きしめて、愛して上げれるようになろうね!
私もそう在りたいです。
たかえ | 2011.06.30 10:00 | 編集
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